9/30/2009

ENEOS ラ・マシン最後の日 その2

The report of the last performanse of la machine in Yokohama.


開国博・Y150のイベントの一つ、ENEOSラ・マシン。
153日間の長期公演のファイナル パフォーマンスを笏編集部がレポートします!

ファイナルの開始時刻20:30の前に、これまでとは異なる準備が諸々・・・
PRESS席や、公演後の閉幕式のための機材や来賓席が作られます。
さらに・・・
なんと生演奏バンド席が出現!!
これまで録音音源だったのですが、これは高まります!
顔ぶれの中には4月のプレイベントでも見覚えのある方々が!


大勢集まった観客もスタンバイOK!!


さて、20:30を迎え準備は整ったように見えるのに、始まる気配がしません。
と、そこで何やら来賓席の方が騒がしく・・・
白いパンツスーツの女性が現れ、ワーキャー歓声を上げる観客に手を振ってます。
実は、この方が横浜の新しい市長・林文子さんでした。

直後にパイロットがやってきて、いよいよ開演。
場内アナウンスによると、クモは「皆さんに(お別れの)挨拶」をするらしい。。。
あ、分かってるんだ・・・・

そうして生演奏が始まったら、もう、
言葉に出来ない気持ちで胸がいっぱいに!

エンジンを暖め、クモはゆ〜っくり足を開いて前進を始めます。
そしてこれでもかという全足モジャモジャ足裁き!
こ、れ、は、凄い!! 前から見るとかなりの迫力だったのではないでしょうか?

制限の大変厳しいスペースを元気よく動く!
最後は派手に、という感じです。
水吹きも遠慮せずバンバンやってました。

そうかと思えば、いきなりクモが動きを止めて固まった!

そう、雪が降り出したんです。
もちろん本物ではなく演出上の雪、4月のプレでは休憩前に必ず降ったもので、
これを被るとクモは休止してしまうのです。
<詳細は、好奇人的笏第2号の1-6ページをご覧下さい。>

しかし、雪を被りながらも、"再び"前進を始めるクモ!
前方には大勢詰めかけた観客がいます!!!
のわーーー、これは感動演出!!!!

が、それも長くは続かず白服隊員が誘導して後ずさり。

瞳の光は消え、長い眠りについてしまったのでした。




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さて、
全ての公演が終了した今こそ、プレイベントのことを思い出しましょう!
ラ・マシン4月プレ特集の「好奇人的笏」第2号が買える場所は・・・
中野タコシェ西荻信愛書店
新宿御苑IRA横浜BankART Studio NYK
Lilmag STORE 2号販売ページ 1号販売ページ

よろしくお願いします。

9/28/2009

開国博Y150 ラ・マシン最終日 その1

The last day of la machine in Yokohama Japan.



2009年9月27日は開国博Y150の最終日。ラ・マシン ジャポンの最後を見届けに行かないワケには行きません。

というワケで、笏編集部は19:00と20:30からのフィナーレを見てきましたよ。
それでは19時の回からレポートです。

観覧スペースにズラリお行儀良く座っているお客さん。先日来たときより多い!



開始直前には、レンガ倉庫の向こうから大量の花火が!
最近の花火は複雑な弾け方をするんですね。どれも本格的なものでヴァリエーション豊か。
明らかに、今日は何かが違う!!!


さて、la machineの方はというと
パイロットがクモの頭に3人乗ってフルメンバー! そうこなくっちゃ!
起動をしたら、前進しつつ何かを確かめるよう探すように左右を見ています。やはり3人乗ってこそ、頭の動きは100%。以前より蜘蛛の意志が感じられます。見てる見てる!!


この回の見所は、操縦しない科学捜査隊の人・ROSHさんと蜘蛛のセッションでしょう。
蜘蛛が木に向かって行って水を噴いたかと思えば、それはROSHさんに向かって水を噴いていたのでした。ピンポイントで彼に向かって噴く。人とコミュニケーションするのにこれだけ直接的に見せてくれると、生きている建築物としてのクモのリアリティが増します。舞台は地続き、我々の立っている場所と同じなんですよね。ファンタジーじゃないんです。


私の見ているところからだと、白く光り輝く水しぶきの中、彼の姿は逆光で真っ黒く浮き上がり、凄い画になってました。



そうして、木に背を向けて首をかしげた状態で止まったクモ。
次はいよいよフィナーレです。その様子は明日の更新で・・・
Next entry will be about the final spectacle. See you tomorrow.

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さて、第2号でY150のラ・マシンの4月のプレイベントを特集した「好奇人的笏」ですが、なんとzine wikiに登録してしまいました。
http://zinewiki.com/Koukijin_teki_Shaku
zineとは平たく言って個人誌のことで、世界のzineをアーカイブするのがzine wikiです。
世界中のzineファンを唸らすようなものを発行して行こうと思、います。

9/24/2009

Y150ラ・マシン夜公演 見てきたレポその3

The 3rd Report of la machine in Yokohama,17th Septemver 2009.
Go previous entries.>>>+1 ++2
<前回からの続き>その1 その2

横浜・開国博Y150のラ・マシンの17時の公演を見終えて、次の19時の回まで少し時間があります。
そんなとき、アニメ映画「BATON」はオススメです。
一つの作品を3部(各20分)に分けて、15分間隔で上映されています。
第3部は藤原竜也の芝居が素晴らしかったです。
詳しくは書きませんが、非常に発達したAIを持つロボット役でその喋り方が秀逸。また、彼の役についてのエピソードには岩井俊二らしさを感じました。

さて、いよいよ19:00のラ・マシンの公演へ!



公演スペースの横の大屋根の食堂は夕ご飯を食べている人がいっぱいです!
そこへ歩み寄って、屋根に足をかけたり、水噴射連発の大サービス。
みんな食事やお酒そっちのけ、クモに視線が集まります。



4月プレよりライティングが充実しているためか、黒い操作系は目立たず、クモの体躯が夜空に映えます。
その洗練された動きをもって、まさに自立して歩いているようにも見えます!





ところが!!!
そんなシーンから、クモを支える巨大アームがぐんぐん伸びる!
高く昇ったクモは全ての足を地面から放し・・・・
浮いた!

さらに、台車が大カーブを切り、クモ(たまねぎ)がダイナミックに宙を移動!
あの巨体を浮かせたまま回転するなんて!!!!! 凄く無茶っぽいワザに大興奮。

体と支えのすべてを上手く使えば、いろんなパフォーマンスが可能なんですね。
毎日アレやろコレやろ考えてトライしていると聞きましたが、操縦士の半数以上が演劇や舞踏が本業(?)だとはいえ、8人で1つのイメージを実現するのは大変なこと。でも、あの体で自由な動きをものに出来たら楽しいでしょうね。


さて、この日の公演は終了したというのに、操縦士たちの仕事は終わりません。
終演後、皆さんが操縦席に集まってきて・・・故障したらしい足を直し始めました。


まず、原因が何かしばらく話し合い、
それから一つの管(油圧の?)を外し、
皆で力を合わせてスパナか何かせーーのって回したりしてました。




・・・・すっごい大変そう!

こんな故障を日々乗り越えてきたとは…頭が下がります。
というか、大勢で直すというのがいいですね。担当とかナシで。

確かにプレ公演より規模は小さいのですが、比べられない大きな感動を与えてくれます。
そんなY150のラ・マシンも今週末でおしまい!! マダの人は是非!
ちなみに、私は17時過ぎに行ってナイトチケット(通常の半額)で入場出来ました。
金欠の方はその時間からが狙い目です!

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で!!
公演の後は、会場から徒歩7分くらいのギャラリーBankArt studioNYK内のPubへ!(23時まで)
ラ・マシン蜘蛛特集の「好奇人的笏2号」と「〜1号」も販売されてます。是非お手にとってご覧下さい。

9/21/2009

見てきたレポ その2

Report of la machine in Yokohama,17th Septemver 2009.

ラ・マシンに熱を上げまくった4月、それから一度も開国博Y150に足を向けなかった私ですが、操縦者の皆さんのずっとラ・マシンに乗り続けていたという話を聞いて・・・・

見てきましたよ!!!


夕方17:00の公演に遅れて到着、蜘蛛は入り口寸前まで迫ってみんなに水を噴いてるところでした。久々の再会に、シャワーの洗礼!


周りの人たちとみんなでワーキャー言って、着いたなりもう楽しいんですけど!!!


程なくして、沈む夕日を蜘蛛と一緒に惜しみつつ公演は終了。


でも、その短い間でも分かる確かな違い!
足!
足が凄いバラバラにウゴウゴ、歩いているんです!!
プレイベントであれだけ追っかけまくった蜘蛛なのに、これは見たことがない!
なんていうか、熟練のバレエダンサーのように滑らかな動き!
そして、足の置き所もイチイチ美しい!
どの瞬間に撮っても、姿が決まっている!

プレがどうだったとか、そういうことを忘れて、
今、この20分だけの公演が素晴らしくって、凄く楽しいんです。


ところで、
会場の雰囲気はというと平日の夕方でも家族連れが多く年齢層は幅広。蜘蛛の周りは記念撮影で凄く賑わっていて、みんなに好評の様子。

そんな記念撮影の嵐も落ち着いてきた頃、操縦士が蜘蛛の足をトンカチでカンカン始めたんです。そして、真剣に調子を見ていていました。

その姿が極めて自然。こうして、操縦士自らメカニックとしてもこの公演を支えているんですね。
150日続けて公演するための、皆さんの弛まぬ努力が見られて胸を打たれました。

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さて、19時からの公演の更新は明日にして、笏2号のPVをご覧下さい。
執筆者の1人、笹井一個さんの作。笏2号を開けば、プレイベントの全てが甦ります。
ではまた明日。

Shaku is a compilation zine.This movie is for shaku vol.2 which theme is "records and memories" of La machine in Yokohama,2009.

9/20/2009

Y150残り一週間!


好奇人的笏2号で特集したラ・マシン蜘蛛、
ですが、その公演が残すところあと一週間。
終幕に向けて何らかの展開が期待されますが果たして・・・??

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実は横浜BankArtに納品しに行ったとき、幸運なことに蜘蛛の操縦者の皆さんが館内のPubにいらっしゃって、皆さんの打ち上げに混ぜて頂いてしまいました。

蜘蛛の運転は日替わりバイトがやってるワケじゃないんです。スタッフはラ・マシンの芸術監督フランソワさんに面接で選ばれた精鋭たち
フランスで2週間の研修を受け、
4月のプレイベントで路上デビューした後、
ず〜〜〜〜〜〜っとクモを動かしていたんだそう!!!!

本国ラ・マシンスタッフでさえもこんな長丁場は未経験では?
しかも、プレイベントと違って1人で2本の足を操り、人員は半数!!
初めは難しくて苦労したようですが、今では思い通りに滑らかに。しかも、マンネリを嫌って試行錯誤を重ねるうち、いろんなことが出来るようになっちゃったらしく、、、

あいや〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!
4月の公演以来、ラ・マシンの蜘蛛を再び訪ねることなく不義理していたことを大後悔!!
是非、匠の技を観に行かねば!!!
と、言うわけでようやく先週観に行って参りましたので、明日レポをアップしまっす。


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さて、大好評ラ・マシンの蜘蛛特集の笏が買える場所が増えました。現在笏(1号,2号)が買えるお店は・・・・・
中野タコシェ西荻信愛書店
新宿御苑IRA横浜BankART Studio NYK

オンラインで買える所は・・・・・
Lilmag STORE 2号販売ページ 1号販売ページ